発狂練習

いち大学院生の嘆きの壁

許せない言葉

2009年12月ごろのこと。

元指導教員であったZ氏が、私に
「言われたことだけやってりゃいいんだよ」
と言った。
中年の年齢に達している私が、いくら元指導教員とはいえ同年代の人間に、なぜ、そんな屈辱的な扱いを受けなくてはならないのだ。
私が「言われたことだけ」やっていれば、学位が取れるというのだったらまだいい。
○年間限定の奴隷奉公を、その○年間限定だから、という理由で甘んじて受ければ済む話だ。
でもZ氏は過去に、意に反して就職した院生に、学位を与えなかったことがあった。
Z氏の言うことを聞いたら、きっとロクな目に遭わないだろう。
そして今や、博士号は、得られたからといって何も保証しない肩書きになり果てている。
Z氏は、「言われたことだけ」やらせた代償に、何を保障できるというのだ。何も保障できないくせに。
でも、Z氏には言う権利があった。私は黙って言われっぱなしでいるしかなかった。

私は未だに、この時のことを思い出して、時々泣いている。
そして、絶対に許さないと思いを新たにする。
いつか、いつか立場を逆転させて、同じ屈辱を相手に与えてやりたい。