発狂練習

いち大学院生の嘆きの壁

ゴミに挨拶されて逃げる男たち

大学でのイベントでX様に出会ったときのこと。
http://d.hatena.ne.jp/before49/20100813/1281690499

X様は私に気づいて、目を丸くして少し怯えたような表情をした。私は大きな声で「こんにちは」と挨拶した。X様は「あ、お、う」などと言いながら去っていった。

休憩時間に会場の外に出た。指導教員Z氏とX様がやってきた。私は「ご無沙汰しています」と頭を下げた。相手は怯えたような表情を浮かべて硬直していた。追い出して消滅させて粗大ゴミとして捨てたはずのモノが人間として出現したら、それは怯えるだろう。そんな感じだった。

そこに、私を20代から知るA氏がやってきた。
「おひさしぶり! 元気?」
「おひさしぶりです! 元気ですよ!」
と尋常に挨拶した。私は自分がまともな人間であるような気がした。