発狂練習

いち大学院生の嘆きの壁

いじめの完成

私は研究室を去ることに決めた。指導教員Sが巧妙に退学を迫るからである。もしかすると研究からも去らせられるのかもしれない。イジメの先鋒X様のイジメは、私を研究室の人間としては消滅させることで完成することになる。X様、おめでとう。よかったね。

昨晩、研究室に行った。私の他には誰もいなかった。私は、捨てられたら困る私物を持ち帰った。電動車椅子の予備バッテリ、昨年度のRAの給与明細、Perlラクダのバッグ。UNIX使いの多い研究室だから、Perlラクダで話が弾むこともあるかと思ったのだが、イジメにあい、無視され、そんな平和な会話ができる機会は一度もなかった。

誰もいなかったので、研究室の写真を撮った。誰の机の上に、どのような機器があるか。全員、20万〜40万円のPCを買い与えられている。周辺機器もソフトウェアも、必要な書籍も、潤沢に買い与えられている。本来の籍がこの大学にないはずのX様が、最も潤沢に予算をあてがわれている。私の机の上にあるPCは、ゴミとして廃棄される予定だったもの。研究室で買ってもらったものは、分子模型一セット、書籍数冊。それだけ。指導教員のSは、それらを買い与える時「家で使ってもいいけれど終わったらここに返すんだよ」と言った。私は、自分が泥棒だと思われているということに傷ついたので、同じ書籍は自分で購入し、研究室の書籍は研究室から持ち出さなかった。結局、私が研究室のリソースを利用して研究したといえることは、まったくなかったことになる。

指導教員Sは、今年度になってから、机の配置などで私に対して配慮を行うようになった。それまでは、車椅子を安全に停車させておくスペースが確保されておらず、通路が大きな物品でしばしば塞がれていたりなどして、いるだけで大変だったのだ。その配慮は大変ありがたい。今の研究室は、物理的な環境としては、たいへん居心地良さそうである。しかし指導教員は、そのような「配慮」と同時に退学を勧奨しているわけである。「自分は指導教員としてやることやってるんです」というアリバイ作りであろう。

4月から、研究室のWebサイトのメンバー一覧には、私の名前は掲載されていない。X様の名前は掲載されている。X様の本来の所属である別の大学の研究室のWebサイトには、写真入りで掲載されている。